「パンドラの乙女」 イラスト 平井久司 ISBN4-07-306437-1 定価570円(税込) 310ページ、186g |
シリーズ2話目。
お気楽オトコオンナのリムルが出てくる話。
『SSS』の仲間を増やそう。
――てなコンセプトが初めにあって、他の4人とは違う方向性のキャラを考えました。
でもすでにいるメンバーって、優しいお姉さま&実務担当、頼れる兄貴&戦闘担当、こましゃくれたガキ&科学者、口喧嘩の相手&パイロット。
スペオペのあらゆるポジションが、もう埋まってる。
考えに考えた結果、「なんだ、ひとつ空いているじゃない」と気づく。
たしかに人間のキャラがつくようなポジションは、もう埋まってる。でも人間以外のポジションなら、ひとつ空いてる。
それはマスコット。
ロボットやら月犬やら、カリウムが主食の猫とか、なんかそんなようなのがつくポジション。
リムルを出して、リムルがいなくなって、リムルを助けにいって、虎が起きちゃって。
――てな感じで、ワンシーンずつ楽しみながら書けた話。
1巻よりもストーリー展開はシンプルなはずが、やっぱり300ページは突破。編集さんに叱られるも、「詰まらんもんは、詰まらん」と開き直る。